なんじょう♡市民大学卒業生インタビュー（9期生：仲村春香さん）

沖縄に来る前は大阪でセラピストとして働いていました。沖縄に来てからは、まずは沖縄に馴染んでからと思い飲食店で仕事をしていたのですが、暮らしているうちに地産地消で南城市の特産物や恵みを活かしたセラピーをしたいと思うようになりました。
そんな時にたまたま市民大学の募集を知り、南城市のことをもっと知りたい勉強したいという想いで応募しました。

入学して1年目はあちこち視察、勉強をしました。毎月1回顔を合わせてお互いを知り、仲良くなっていき、2年目からはそれぞれが持つ興味に合わせてカテゴリー分けされていった感じです。グループ分けの講座もあって、興味があることを発表して、徐々に細分化されて5～6グループに分かれました。グループごとにプロジェクトができていきました。

私は自分の仕事のセラピーにも関連するツーリズムを学びたかったので、観光チームに入りました。
観光といえば宣伝ということで、youtubeでコンテストイベントをするプロジェクトをみんなで考えて立ち上げました。どんな内容かというと、南城市のPR動画をいろんな部門（キッズ、お笑い、アートなど）を設けて、テーマに沿った動画作成＆南城市をPRしてもらい、良い動画に賞を贈るというもの。南城市企業に協賛を募り景品を出してもらったり・・・、とアイデアや企画案はできていたのですが、試作動画を作るところまでで卒業となってしまいました。
完全燃焼ではなかったので、どんな形でもいずれできたらいいなと思っています。
でも、アイデアや企画がこんな風に形になるんだできるんだ、ということが分かったのは本当に良い経験でした。

市民大学で学んだことで、直接的にセラピーを受けてもらう機会ができたとかそういうことではないけれど、卒業生とのつながりが仕事面で大いに活かされています。特に商品開発やメニュー作りなど。
今、南城市がやっているトライアル・サウンディング（公共施設の空きスペースを活用する事業）のこともOBの方から教えてもらい利用しています。このトライアル・サウンディングの企画（延長されたことも）本当にすごいことだと思います。
市民大学に入学するという機会がないと繋がらない人たちとの出会いは宝物。卒業してからもOB会がきっかけにつながる人たちもたくさんいます。卒業生の方が作ったオイルを使ってセラピーをしたりと仕事に活きています。

市民大学の運営をしてくれているスタッフ、講師陣には本当に感謝しています。セミナーや講義を受けたことが今の仕事につながっていて、しかも楽しくできていることを。授業に出られないときもあるかもしれませんが、出られるときはめいっぱい学生に戻った気持ちで（現役学生さんもいるかもしれませんが）楽しんでもらいたいです。
そして試験やテストなどがなかったのが、私にとってはとてもよかったです（笑）

異業種交流会のように、毎月毎月いろんな立場の人の考え方が聞けて刺激になって本当にありがたかったので、ぜひ参加してほしいです。