なんじょう♡市民大学卒業生インタビュー第6回は4期生の大城那奈子さん。那奈子さんは在学していた頃、当時の市民大学を運営していたなんじょう地域デザインセンターで少しの間スタッフもしていたそうです。市民大学卒業後は市役所に就職が決まり、今度は配属となったまちづくり推進課(市民大学を担当する課)から市民大学に関わることとなりました。色んな立場から市民大学を見てきた那奈子さんに、市民大学ではどのような経験をされたのかお話を聞きました。
生まれ育った南城市のことを知りたい、分かりたかったから
那奈子さんが市民大学に入学しようと思ったきっかけはどんなことだったのか教えてください。
南城市役所の職員になりたかったので、南城市のことをもっと知りたい、分かりたいというのがきっかけです。生まれも育ちも南城市なのですが、南城市がどんなことをしたいのか、どういうまちなのかをよく分かっていなかったので、学びたかったです。
子どもの頃から大好きだった星空観察会を企画し、開催することができた
市民大学での学びや、どんなプロジェクトに関わって、どんな活動をしたのか教えてください。
プロジェクトは「なんじょう♡女子旅、ちゅらちゅら♡なんじょう」に参加しました。上り太陽(てぃーだ)プランで採用となり、南城市に暮らす私たちが発信する、地元目線の観光情報サイトを制作しました。
その他の活動としては、子どもの頃に星空サークル(玉城青少年の家に月に1度お泊りで星を観測する)に入っていたこともあり、星が大好きで星も南城市の資源として事業運営できれば、と自主企画で星を見る会を開催しました。季節ごとに観測できる星が違うので、通年で開催したかったのですが、在学中に開催できたのは2回だけでした。夜ご飯を持ち寄って、星を観ながら食べて、おしゃべりして、とても楽しかったです。
自分事として、まずはやってみようという考え方ができるようになった
市民大学での経験や学びが今の那奈子さんのお仕事や暮らしに活きている、繋がっていることはどんなことか教えてください。
何か問題や困りごとにぶつかったときに、市民大学の学びやプロジェクトを企画し実行してきたという経験があるので、「とりあえずやってみよう、自分からまずは動こう」という考え方ができるようになったことです。
子育ての場面でも、自分の実体験や仕事の業務経験を活かして、困っているお母さんの助けになることを見つけて動いています。
声をあげることで、いいね!一緒にやろうという仲間もでてきました。
平成30年から沖縄県で配布が開始された「ヘルプマーク」があるのですが、普及啓発のために、私にできることとして、様々な施設にお話に回る活動をはじめました。
関心をもつ人が広がり、その周りからもまた広がって、必要な方が必要なサポートを受けられると良いなと思います。
ヘルプマークは助けや配慮を必要としていることが外見では分かりづらい人が持つマークで、困ったときにサポートしてほしいことがマークの裏面に書いてあります。妊娠初期の妊婦さんも取得できて、産婦人科の情報や症状などが書いてあったりします。
迷っているなら、ひとまず足を踏み入れてみてほしい
これからの市民大学生や市民大学に応募したい、気になっている人に那奈子さんからひと言お願いします。
私は色んな人と出会えてとても楽しかったので、迷っているならば、ひとまず足を踏み入れてみたら良いと思います。合わなかったら辞めてもいいし、気楽な気持ちで良いのではと思います。
編集後記
那奈子さんは笑顔で軽やか思ったことをどんどん形にしています。市役所の仕事は、作りたいもの(もちろんOKがもらえたらですが)を作ることができるという、魅力的な仕事だといいます。「自分は一匹狼だとよく言われる」と笑いますが、助けられている人は沢山いるだろうなと思います。那奈子さんのこれからの活動も応援しています♪
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